公開講座
                          一般社団法人 日本物理学会
                      The Physical Society of Japan                 

HOME

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本物理学会 2012 年度公開講座

放射線を知る―基礎から最先端まで―

ポスターはこちら

期  日

2012113日(土)130016:45

会  場

東京大学本郷キャンパス 小柴ホール
(東京都文京区本郷7-3-1)

交  通

根津駅・本郷三丁目駅・東大前駅(千代田線・丸の内線・大江戸線・南北線) 徒歩約8

対  象

高校生/大学生/中学・高校の理科の先生/そのほか一般社会人

参加費

無料

定  員

170名(申込先着順)

プログラム

13001310 開会挨拶 日本物理学会副会長 斯波 弘行

13101410 田村 裕和(東北大学)「ガンマ線で調べる放射能汚染とハイパー原子核

 −原子核と放射線の基礎から最先端まで−」

14101425 休憩

14251525 東 俊行(理化学研究所)「どうして放射線が当たるとダメージを受けるのか

 −放射線に対する原子分子の応答の基礎から最先端まで−」

15251540 休憩

15401640 小林 泰彦(日本原子力研究開発機構)「マイクロビーム細胞狙い撃ち照射に

よるバイスタンダー効果の解明

−放射線が当たった細胞から当たっていない細胞への情報伝達−」

16401645 閉会挨拶 物理教育委員会委員長 三沢 和彦

内  容

概要:田村氏の講演では、原子核と放射線について、一般の方向けに基礎から解説します。今回、福島で何が起こり、放射線測定で何が分かったかを説明していただきます。田村氏の専門は原子核物理学であり、加速器を用いて、ハイパー原子核という安定に存在しない原子核をつくり出します。そこから発せられるガンマ線といった放射線を測定することによって、素粒子クォークから原子核が作られる仕組みを解明しています。講演の後半では、田村氏のグループによる最先端の研究も紹介していただきます。

放射線の生体に対する影響は、物質を構成する原子や分子と放射線との相互作用を理解することが重要です。東氏の講演では、原子や分子の化学反応に関する基礎に則って、既に解明されている知識をわかりやすく説明します。東氏の研究対象である原子分子と放射線との相互作用は、未だに解明されていない事柄も多くあり、現在進められている最先端の研究例についても解説していただきます。

放射線が生体細胞に当たった場合、直接放射線を受けた細胞の周囲にある、それ自身は直接放射線が照射されていない部分の細胞にも、あたかも照射されたかのような放射線応答を示す現象が見出されています。これをバイスタンダー効果と呼んでいます。小林氏の講演では、放射線が直接あたった細胞とその周辺の細胞との間でどのような情報伝達が行われているのかについて、説明していただきます。小林氏は、細く絞った放射線のマイクロビームで特定の細胞だけを狙い撃ちする実験を行っており、その研究で明らかになってきたことを解説していただきます。

申込方法

[注意:受付開始は97日(金)です]

電子メール(またはFAX)で氏名、年齢、学校名・学年または職業、Fax番号(Faxでの申込の場合)および本公開講座を何で知ったかを明記 の上、下記申込先までお申込ください。 受付後、整理番号を記したメール(またはFAX)をお送りいたします。 公開講座当日は整理番号を受付にお申し出ください。テキストを1冊進呈いたします。

*お預かりした個人情報は公開講座運営にのみ使用します。

申込・
問合せ先

日本物理学会事務局 公開講座係 
113-0034 東京都文京区湯島2-31-22 湯島アーバンビル8F
電子メール kouza-at-jps.or.jp -at-  @ に置き換えて下さい。) 
FAX03-3816-6208 TEL03-3816-6201

主  催

一般社団法人 日本物理学会

世話人

植松晴子 (東京学芸大学 )    安田淳一郎(岐阜大学)

後 援

日本物理教育学会  東京都教育委員会  神奈川県教育委員会
埼玉県教育委員会  千葉県教育委員会



 





   Copyright c The Physical Society of Japan. All Rights Reserved.