プログラム
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13:00〜13:10 開会挨拶 斯波 弘行 (日本物理学会会長)
13:10〜14:10 村山
斉(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)
「宇宙の真空をびっしり満たすヒッグス粒子」
14:10〜14:25 休憩
14:25〜15:25 浅井
祥仁(東京大学大学院理学系研究科)
「ヒッグス粒子の見つけ方―発見と性質をさぐる―」
15:25〜15:40 休憩
15:40〜16:40 小林
富雄(東京大学素粒子物理国際研究センター)
「ヒッグス粒子発見を可能にした最先端技術」
16:40〜16:45 閉会挨拶 三沢 和彦 (物理教育委員会委員長)
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内 容
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概要:
2012年から2013年にかけて, ヒッグス粒子の発見を示唆する実験結果が次々と発表されました。これは世紀の大発見として話題になりましたが, そもそも人類は何のためにヒッグス粒子を追い求め, そしてどのようにしてたどりついたのでしょうか。この講演会では, ヒッグス粒子が発見された意義の深層を, 最前線で活躍している3名の研究者が語ります。一
一人目の講演者, 村山斉さんは, 人類がこれまで物質の根源をどのように解明しようとしてきたのか, そして, ヒッグス粒子が存在することがなぜ予言されたのかという素粒子物理学の理論的な観点からお話しします。
二人目の講演者, 浅井祥仁さんは, 予言されているヒッグス粒子を発見するためには, どのような実験を計画する必要があったのか, という素粒子物理学の理論と実験をつなぐ観点からお話しします。
三人目の講演者, 小林富雄さんは, ヒッグスを発見するためにはどのような技術が必要だったのか, という素粒子物理学の実験的研究の観点からお話しします。
それぞれ講演では, ヒッグス粒子に関連した話題について, 素粒子物理学が現在どのような未解決の問題に挑んでおり, 今後どのようなことが解明されそうなのか,ということも, 合わせてお話しします。
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