社団法人 日本物理学会2001年度科学セミナ−
「 2 1 世 紀 、 物 理 は ど う 変 わ る か
」
プログラム:(各講演の間に質疑および休憩が入ります)第1日(19日)
9:00〜 9:15 始まりの挨拶 9:15〜10:15 20世紀の物理と21世紀の物理 江沢 洋(学習院大学) 10:30〜11:30 双対性と超対称性の物理 川合 光(京都大学) 11:45〜13:00 (昼休み) 13:00〜14:00 超ミクロと超マクロの物理 佐藤勝彦(東京大学) 14:15〜15:15 ミクロとマクロの量子論 上田正仁(東京工業大学) 15:30〜16:30 非生物と生物の物理 金子邦彦(東京大学) 16:45〜17:45 ソフトとハ−ドの物理 西 敏夫(東京大学) 第2日(20日)
9:15〜10:15 能動的実験と受動的観測 戸塚洋二(東大宇宙線研究所) 10:30〜11:30 少数系と多数系の物理 堀内 昶(京都大学) 11:45〜13:00 (昼休み) 13:00〜14:00 宇宙の地上観測と宇宙観測 観山正見(国立天文台) 14:15〜15:15 秩序の物理と無秩序の物理 宮下精二(東京大学) 15:30〜16:30 量子の世界と古典の世界 古澤 明(東京大学) 16:45〜17:00 まとめ 土岐 博(大阪大学) 内容紹介:
21世紀に突入した今、身のまわりの何かが変化していると多くの人が感じているのではないでしょうか。経済、政治、教育などなど確かに大きく変化しています。物理の世界も変化が起こっている感じがします。変化が起こってほしいと願っている人も多くあるのではないでしょうか。前世紀の最初には、原子核の発見、量子の発見、相対論の発見など全世紀に影響を与える大発見がありました。21世紀の最初、そんな大発見を期待する人も多くいることと思います。前世紀には、よりミクロを極めればマクロな系は理解できるだろうと、どんどんミクロの世界の探求を行ってきましたが、到達したのは、どの階層も独特の興味深い物理があるとの見識であったように思えます。単純系より複雑系、非生物体より生物体、ミクロよりマクロ、能動的より受動的、量子的より古典的など、新しい見方を求めてみることにより、新しい発見が期待できるようにも思えます。物理はどう変わるのか、どの様に変えたいのか、変わってほしいのか、21世紀の最初の今、そんなことを議論してみるのは重要なことと思います。さらには、それぞれの立場からの議論を通して、物理学として一貫しているものを見出す機会にもなることを期待しています。物理の世界の最前線で研究されている研究者にそれぞれの立場から、物理はどの様に変わるのかを考えてもらうことにしました。是非、多くの学生、研究者の参加のもとに21世紀を語ってみたいと思っています。積極的な参加をお願いします。聴講料(テキスト1冊込)(消費税込):
大学生(大学院生も含む)以下 3,000円 会員(協賛学協会会員・賛助会員所属の方も含む) 5,000円 一般 7,000円 テキストは7月13日頃に発送予定です。
テキストのみご希望の方には、1部1,500円/送料240円(消費税込)で頒布します。
定 員:300名。(先着順とし、定員に達し次第締め切ります。)
申込方法:
本会会誌5月号または6月号にとじ込みの申込書(コピー可)に必要事項をご記入の上、聴講料を添えて下記申込先までお申し込み下さい。
なお、申込書を入手できない方は、氏名、連絡先(テキスト送付先)、電話番号、学生・会員・一般の区別等をA4サイズの用紙にご記入の上、聴講料を添えてお申し込み下さい。
いずれのお申し込みも聴講料を添えない場合は無効となります。聴講料の支払いは現金または郵便小為替に限ります。切手で代用することはできません。申込後の聴講取消は7月6日(金)(下記申込先必着)までとします。申 込 先:
(社)日本物理学会 科学セミナー係
105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館211号室 TEL 03-3434-2671聴 講 券:
申込が完了した方には、聴講券をお送りします。受講の際は必ず聴講券をご持参下さい。主 催:
日本物理学会協 賛(依頼中を含む):
大学教育学会、応用物理学会、計測自動制御学会、情報処理学会、精密工学会、低温工学協会、電気化学会、電気学会、電子情報通信学会、日本応用磁気学会、日本化学会、日本科学史学会、日本科学技術振興財団、日本機械学会、日本希土類学会、日本金属学会、日本結晶学会、日本結晶成長学会、日本原子力学会、日本高圧力学会、日本航空宇宙学会、日本材料学会、日本数学会、日本生化学会、日本生物物理学会、日本セラミックス協会、日本鉄鋼協会、日本天文学会、日本電子機械工業会、日本電子顕微鏡学会、日本複合材料学会、日本物理教育学会、日本分光学会、日本分子生物学会、日本放射光学会、レ−ザ−学会世 話 人:
江沢 洋(学習院大学)、宮下精二(東京大学)科学セミナー担当理事:
土岐 博(大阪大学)