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祝 2014年ノーベル物理学賞受賞

   「明るく省エネルギーの白色光源を可能にした効率的な青色LEDの発明」によって2014年のノーベル物理学賞を受賞された赤﨑勇終身教授(名城大学)、天野浩教授(名古屋大学)、中村修二教授(カリフォルニア大学)に心からのお祝いを申し上げます。

 先生方は、窒化ガリウム単結晶によって半導体ダイオードの発光を短波長側に広げ、20世紀中には不可能だろうという予想を覆して高輝度青色発光ダイオー ド(青色LED)および青色レーザーを世界に先駆けて開発し、製品化されました。この成果によって、交通信号のLED化や、光の三原色に欠かせない青色が手に入ったことで白色LEDが実現し、白熱電球や蛍光灯からLED照明への転換による省エネルギー化が進みました。また、青色レーザーを用いた高密度光記憶などが可能になりました。

 不撓不屈の努力によってこの成果を成し遂げられた先生方は、研究者の鑑であり、科学を志す若者達に大きな夢を与えて下さいました。

  今後とも、ご健康に留意されて、ますますご活躍されることをお祈りいたします。

                                                                               日本物理学会 会長 兵頭俊夫

 *ノーベル賞の受賞理由等に関しては  こちら日本語はこちら