第6回ジュニアセッション(第65回年次大会(岡山大学)にて)
2010.3.21
Jr.セッションは世界物理年を記念して企画されました。
第1回は2005年の第60回年次大会(東京理科大学)で開催され、今年で5回目になります。日本物理学会誌に掲載された第1回Jrセッションの報告に準備段階から終了までが詳しく紹介されていますのでご覧下さい。
第1回Jrセッション報告
高等学校および高等専門学校生から(中学生も可能です)日頃の活動や研究成果に関するレポートを募集し、その中から選抜された方やグループに発表の場を提供します。発表の場は、日本物理学会が毎年春に開く年次大会に設定されます。
日本物理学会には約18,000名の会員が所属し、毎年春と秋の2回、学術講演会(大会)を開催します。 いずれにも5,000名を超える会員が参加し各分野毎の会場で最新の研究成果を発表し議論を行います。つまり日本の物理学の最前線に触れることの出来る場です。
このような会場でJr.セッションを開催することによって、物理学に興味を持つ若い世代に第一線の物理学者と触れ合う機会を作ることを第一の目的としています。Jr.セッションでの発表は研究者同士による学会発表とは異なりますが、日頃の活動や研究成果に関して第一線で活躍する物理学者から講評やアドバイスがもらえ、また質問をすることができます。この体験が参加者に感動を与え、物理学に対する興味をより強くして、将来物理学研究者の道を歩んだり、物理学会のよき理解者になるなど学会の基盤を強化することにつながってほしいと関係者は願っております。
第6回目の今年は第65回年次大会2日目の3月21日(土)、岡山大学津島キャンパスの会場において開催されました。全国からの応募を得て、14件の口頭発表、14件のポスター発表が行われ、約200名以上の聴講者を前に高校生が日頃の研究成果を発表しました。年々、発表のスタイルも洗練され、質疑応答も活発になっています。大貫会長以下、多くの学会員が発表に対するコメントを述べて参加者を激励しました。なお、今年は元会員の故福田敏郎様からのご寄付を得て、参加者全員にボールペンが、受賞者にはファイルホルダーが配られました。
約20名の物理学会会員による審査の結果、以下の様に決まり表彰が行われました。研究成果を熱心に発表して下さった高校生の皆さん、 その指導に当たられた先生方にお礼を申し上げます。
第6回ジュニアセッション審査結果
最優秀賞 |
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優秀賞 |
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奨励賞 |
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ジュニアセッションについての情報、開催要領、過去の審査結果などについては以下のサイトをご覧下さい。
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第6回ジュニアセッション終了後の記念写真
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最優秀賞を受章したみなさんを表彰する大貫会長
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ポスターセッション会場の様子