JPSJ 2014年3月号の注目論文
CaFeAsHから非希土類の鉄系超伝導体で最高のTc (47K)
東京工業大学の研究グループは、新規鉄系超伝導体Ca1-xLaxFeAsHの合成に成功し、SmFeAsO1-xFxの超伝導転移温度(Tc)に匹敵する47Kで超伝導を示すことを明らかにした。Caを他のアルカリ土類金属元素に変える事によって、さらなるTcの上昇が期待されるだけでなく、高いTcと低い異方性を持ち合わせていることから、今後、超伝導線材への応用などが期待される。
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原論文は以下よりご覧いただけます
La-Substituted CaFeAsH Superconductor with Tc = 47 K
Yoshinori Muraba, Satoru Matsuishi, and Hideo Hosono, J. Phys. Soc. Jpn. 83, 033705 (2014).