PTEP 2014年2月号の特集論文
Higgs 粒子発見の意義
ヒッグス粒子は素粒子の標準模型において唯一最後まで未発見となっていた粒子である。その上、すべての物質の質量の起源を与える粒子でもある。 人類が長い間追い求めてきたこのヒッグス粒子を、2012年に CERN の LHC加速器での実験グループがついに発見した。この結果、 ヒッグス機構の提唱者であるヒッグス氏とアングレール氏とが 2013年度のノーベル物理学賞を受賞した。この歴史的発見に当たって、 LHC加速器という実験装置の観点と、理論的理解へのインパクトの観点の両面からそれぞれ、ヒッグス粒子発見の意義を解説したのが本特集の論文である。
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原論文は以下よりご覧いただけます
The Higgs particle and higher-dimensional theories
C. S. Lim, Prog. Theor. Exp. Phys. 2014 02A101 (2014)
The Large Hadron Collider, a personal recollection
Lyndon Evans, Prog. Theor. Exp. Phys. 2014 02A102 (2014)