年次大会(年会)における「領域制」導入について
1999年秋の分科会以来、素粒子・核物理・宇宙線分野を除く物性物理等の分野の分科会は領域制による招待講演・シンポジウムを企画し、一般講演を含むプログラム編成を行っています。
当初、全分野が合同で行う年会につきましては「物性物理を含むすべての分野が従来通りに分科の世話人を中心としたプログラム編成を行う」とお知らせしました。
しかし、物性分野から「分科会は領域制、年会は従来通りと、方式を変えながら運営することは煩雑である」という意見があり、物性分野に限って、年会も領域制による運営を望む声が寄せられました。
理事会では、この要望を慎重に検討し、プログラム編成委員の実務上の便宜を考慮して本年(2000年)秋の年会(9月22日~25日、新潟大学)から、素粒子・核物理・宇宙線分野はこれまで通りに分科ごと、それ以外の分野は領域制によるプログラム編成を行うことを決めました。
出来上がったプログラムは分野により多少のちぐはぐは出るものの、特別講演・招待講演・シンポジウムの企画、プログラム編成等の実務的な面で会員の皆様にご迷惑をおかけすることはないと思いますので、ご了承下さるようお願いします。
領域制による学会運営は始まったばかりで改善の余地は多いと思います。いろいろなご意見をお寄せ下されば,今後参考にさせていただきます。
なお、今秋から、従来の年会を「年次大会」と、従来の分科会を「春季大会」または「秋季大会」と改称することになりました(会誌55巻5月号会告参照)。
併せてお知らせいたします。
2000年4月
日本物理学会理事会