JPSJ

Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)は、日本物理学会が刊行する月刊誌で、創刊以来、レベルの高い論文を出版してきました。各号は、Full Papers, Letters等のオリジナル論文から構成され、随時、Invited Review Papers, Special Topicsを掲載しています。最新の論文は、オンライン公開後、約1か月間無料でご覧いただけます。[> JPSJホームページ]

注目論文 (Papers of Editors' Choice)

  • 毎月の編集委員会では、注目論文(Papers of Editors' Choice)を選んでいます。その日本語による紹介文を日本物理学会誌とJPSJ注目論文に掲載しています。注目論文はオンライン公開後1年間無料で閲覧できます。関連した話題についての解説がJPSJホームページの「News and Comments」覧に掲載される場合もあります。

JPSJニュースレター

  • 年次・秋(春)季大会の開催にあわせてニュースレター(日本語)を発行しています。
    JPSJニュースレター最新号(No. 44) をウェブ公開しました。

    また、これまでに発行したニュースレターはこちらからご覧いただけます。

最新のJPSJ注目論文

実際の生物系において、トポロジカル欠陥に凝集するアクティブマター系と見做せる現象が観測されている。そのようなモデルに対する計算機シミュレーションにより、渦状のトポロジカル欠陥を核として粒子が凝集し相分離が生じることが発見された。このモデルはシンプルながら高速にシミュレートできて、アクティブマターとトポロジカル欠陥の関係を探る有力な研究の基盤となることが期待される。

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原論文は以下からご覧いただけます
Defect-Mediated Aggregation and Motility-Induced Phase Separation in Self-Propelled Lattice-Gas Active XY Model
Shun Inoue and Satoshi Yukawa
J. Phys. Soc. Jpn. 95, 054802 (2026).

液体熱電変換器(LTE)のデバイス抵抗Rは、溶液抵抗Rsと電荷移動抵抗Rctだけでなく、反応物の物質移動による拡散抵抗Rdifの成分も含む。回転ディスク電極法を用いた最近の研究によって、対流物質移動が抵抗成分に及ぼす効果が定量的に解明された。RsとRctは角速度ωに依存しないが、Rdifはωの増加に伴い急速に減少した。そして、拡散層厚さδのω依存性を考慮し、観測されたRdifのω依存性が定量的に説明された。

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Convection Effect on Resistance Components in Liquid Thermoelectric Converter
Ryo Koshikawa, Hideharu Niwa, and Yutaka Moritomo
J. Phys. Soc. Jpn. 95, 044601 (2026).

準結晶と呼ばれる原子が非周期的かつ規則的に配列した固体の物性はよく分かっていない。その解明へ向けて、希土類系20面体1/1近似結晶の磁気モデルが構築され、磁気的な性質が明らかにされた。この成果により、正のキュリーワイス温度をもつ系で反強磁性秩序と強磁性秩序が現れる機構およびそれらの磁気構造が理論的に説明されたのみならず、トポロジカル磁気構造を含む新たな非共線磁気構造が見出された。

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原論文は以下からご覧いただけます
Non-Collinear and Non-Coplanar Magnetic Orders in 1/1 Periodic Approximant to the Icosahedral Quasicrystal
Shinji Watanabe and Tatsuya Iwasaki
J. Phys. Soc. Jpn. 95, 044705 (2026).

磁性体に磁場を印加すると物体が回転する。この現象はアルベルト・アインシュタインが生涯で唯一行った実験としても知られており,アインシュタイン・ドハース効果と呼ばれている.磁場の代わりに温度差を印加することでも物体は回転するが、この「熱駆動アインシュタイン・ドハース効果」の明確な観測は未だ行われていない.最近,カイラル構造を有するカーボンナノチューブ(カイラル型CNT)が,有力な候補物質であることが理論的に提案された.

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原論文は以下からご覧いただけます
Thermal Einstein-de Haas Effect Induced by Chiral Phonons in Carbon Nanotubes
Raimu Akimoto, Hiroyasu Matsuura, and Takahiro Yamamoto
J. Phys. Soc. Jpn. 95, 033801 (2026) .


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