2016年度 自然の不思議-物理教室
「自然の不思議-物理教室」は、様々な実験を通して楽しみながら物理現象を学ぶことができる、小学生高学年・中学生向けの体験型実験教室です。
毎回、専門の講師を招き、物理現象や実験を丁寧に解説いただきます。
国立科学博物館(東京・上野)の実験室にて、年に複数回開催しています。
2016年度の開催日程・講座名は次のとおりです。(各回定員20名)
第1回 6月18日(土) 第2回 7月2日(土) 第3回 7月17日(日) 第4回 7月30日(土) 第5回 8月14日(日) 第6回 8月27日(土) |
「立方体万華鏡と回折シート工作」 「電気はどうして流れるの!? 電磁誘導・超伝導を体験しよう!」 「インターネットやケータイ・スマホの縁の下の力持ち「光ファイバー通信」を体験しよう」 「電気で音をつくる」 「重心ってなあに?」 「視覚の不思議を探る」 |
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※イベントカレンダー上で、物理教室が開催される日程をクリックされますと、物理教室の詳細情報・お申込方法がご覧いただけます。
お問合せ先:国立科学博物館 学習企画・調整課 TEL:03-5814-9888
教室のようす |
小川 慎二郎 先生(早稲田大学高等学院)
光には波の性質があります。光の波の長さによって
色が違って見えることを実験を通して体感しました。
本日の実験材料の一部です。
実験教室が始まり、受講生が説明を聞いている様子です。
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第5回 8月14日(日) 「重心ってなあに?」成見 知恵 先生(東洋英和女学院、カラフル・サイエンスコミュニケーター)
さまざまなものの重心を見つける方法を学び、おもちゃを工作することに よって重心を体感しました。
物理教室開始でちょっと緊張しているところで
重心について講師の成見先生より説明を熱心に聞いているようすです。
飛び出す板とバランスシート工作の 完成品です。 |
野菜で重心を探しました。 |
とてもカラフルな乗り出す板の 完成版です。 |
人形も重心を見つけることで 立つことができました。 |
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第4回 7月30日(土) 「電気で音をつくる」奥野 剛史 先生(国立大学法人 電気通信大学)
音について基本的なことを学んだ後、簡単な電気回路をつくり、電気によって音がでる仕組みを考えました。
音の高低は空気の振動回数によって変化することなどが音叉を使った実験で説明されました。
ブレッドボードに半導体、抵抗、スピーカーなどをひとつひとつ取り付け、電気回路をつくりました。
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第3回 7月17日(日) 「インターネットやケイタイ・スマホの縁の下の力持ち「光ファイバー通信」を体験しよう」菅野 敦史 先生(国立研究開発法人 情報通信研究機構)
通信として遠くに正確に情報を送るために光ファイバーを使って光の波として反射を繰り返すことで反対側に届くことを体感しました。
LED発光装置の工作の説明を熱心に受講していました。
光の三原色(赤・青・緑)のLEDを同時に点灯して音声がどのようになるかを体感しました。
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第2回 7月2日(土) 「電気はどうして流れるの!? 電磁誘導・超伝導を体験しよう!」中村 敏和 先生(自然科学研究機構 分子科学研究所)
ファラデーモーターの工作やトムソンリングなどの演示実験をとおして電磁誘導・超伝導を体験し、理解を深めました。
アルミ箔、電池、画鋲、ネオジウム磁石でファラデーモーターをつくりました。
<実験の一部を動画でご紹介>
ファラデーモーター(アルミ箔→銅線) 【動画】
トムソンリング→テスラコイル→超伝導 【動画】
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第1回 6月18日(土) 「立方体万華鏡と回折シート工作」舩田 優 先生(千葉県立船橋古和釜高等学校)
回折シートで異なる電球の光を観察したり立方体万華鏡を手作りし、光の不思議を体験しました。
回折シートで光を観察するようす。いろいろな色が集まって白い光を作っていることがわかりました。
ポリカーボネートミラーなどの材料で立方体万華鏡を工作しました。中を覗くときれいな幾何学模様が見えました。