第62巻第10号
表紙から
【右上】 粒子の軌跡を眺めるアルダー氏(中央後),ウェインライト氏(右),マンシン女史 (中央).(1962年2月21日,アルダー氏のオフィスにて,AIP Emilio Segre Visual Archives.)
【左上,右下】 それぞれ,固相,流動相での粒子の軌跡(32剛体球系分子動力学シミュレーション, J. Chem. Phys. 31 (1959) 459. Fig. 2, Fig. 3.)
【左下】 固相-流動相相転移(アルダー転移)を示す剛体球系の状態方程式.ウッドら(●)のモンテカルロ計算は,アルダーらの分子動力学法の結果(太線,+)と一致した. (J. Chem. Phys. 27 (1957) 1207. Fig. 1.)
小特集:アルダー転移50周年
この小特集を組むにあたって 樋渡保秋、礒部雅晴 737
アルダー転移50周年:分子シミュレーションの夜明け
--分子動力学とモンテカルロ・シミュレーション-- 樋渡保秋 738
On the Hard Sphere Transition Berni. J. Alder 744
剛体球系分子動力学シミュレーション--方法論の
歴史的発展と大規模シミュレーションへの応用--
礒部雅晴 748
アルダー転移の実証実験--ラテックス粒子による結晶模型-- 和達三樹 753
ロングテール、臨界現象、ガラス転移 川崎恭治 759
非平衡分子動力学法による剛体球流体の粘性係数 内藤豊昭 762
「計算機実験グループ」から40年--格子空間と連続空間の分子動力学-- 松田博嗣 767
「計算機実験」から「分子シミュレーション」へ 上田 顕 769
【右上】 粒子の軌跡を眺めるアルダー氏(中央後),ウェインライト氏(右),マンシン女史 (中央).(1962年2月21日,アルダー氏のオフィスにて,AIP Emilio Segre Visual Archives.)
【左上,右下】 それぞれ,固相,流動相での粒子の軌跡(32剛体球系分子動力学シミュレーション, J. Chem. Phys. 31 (1959) 459. Fig. 2, Fig. 3.)
【左下】 固相-流動相相転移(アルダー転移)を示す剛体球系の状態方程式.ウッドら(●)のモンテカルロ計算は,アルダーらの分子動力学法の結果(太線,+)と一致した. (J. Chem. Phys. 27 (1957) 1207. Fig. 1.)
小特集:アルダー転移50周年
この小特集を組むにあたって 樋渡保秋、礒部雅晴 737
アルダー転移50周年:分子シミュレーションの夜明け
--分子動力学とモンテカルロ・シミュレーション-- 樋渡保秋 738
On the Hard Sphere Transition Berni. J. Alder 744
剛体球系分子動力学シミュレーション--方法論の
歴史的発展と大規模シミュレーションへの応用--
礒部雅晴 748
アルダー転移の実証実験--ラテックス粒子による結晶模型-- 和達三樹 753
ロングテール、臨界現象、ガラス転移 川崎恭治 759
非平衡分子動力学法による剛体球流体の粘性係数 内藤豊昭 762
「計算機実験グループ」から40年--格子空間と連続空間の分子動力学-- 松田博嗣 767
「計算機実験」から「分子シミュレーション」へ 上田 顕 769
解 説
生物系の分子動力学シミュレーション 池口満徳 777
最近の研究から
定温分子動力学法におけるエルゴード性 渡辺宙志、小林礼人 785
話 題
MDからAMDへ 堀内 昶 789
日本物理学会行動規範 792
行動規範策定に当たって 坂東昌子 792
JPSJの最近の注目論文から Vol. 76 (2007) No. 7より 髙山 一 794
学界ニュース
2007年欧州物理学会高エネルギー・素粒子物理学賞; 小林 誠氏・益川敏英氏 稲見武夫 797
国際会議 原子核物理学国際会議INPC2007 永宮正治、本林 透、岡 真 797
新著紹介 798
脂質膜の物理; 谷 口 貴 志
基礎の固体物理学; 齋藤理一郎
編集後記
中原 明生