日本物理学会誌

第68巻 第10号

cover-13-10.jpg■表紙の説明
日本物理学会誌は来年1月号からリニューアルする.ここでは過去の物理学会誌の表紙の変遷をレイアウトした.上段左より1(1946),5(1950)6号,7(1952)1号,11(1956)1号,下段左より23(1968)1号,43(1988)1号(山本美智代氏のデザイン),67(2012)10号および来年1号からの表紙デザイン案である.現在の表紙は1996年の日本物理学会50周年記念事業の一環として,写真あるいは図柄を変えて掲載し始めて以来,17年間の長きにわたり親しまれてきた.下段右端の新表紙内の写真は,68巻9号の「解説」記事を執筆された東北大学中村哲氏提供によるラムダハイパー核分光システムの写真.


■口絵
今月号の記事から 649

■巻頭言
「会誌が変わります」 宮下精二  651

■最近のトピックス
AMS-02の初期成果:過剰な宇宙線陽電子 灰野禎一 652

■解 説
重イオン核融合反応と超重元素 萩野浩一,有友嘉浩 654
バリオン間相互作用模型とバリオン多体系 Thomas A. Rijken,山本安夫 662

■最近の研究から
超高エネルギー宇宙線観測の現在:テレスコープアレイ実験の結果 常定芳基,荻尾彰一,佐川宏行 670

■JPSJの最近の注目論文から
6月の編集委員会より 安藤恒也 675

■PTEPの最近の招待・特集論文から
2013年3月号より 坂井典佑 679

■学界ニュース
第54回藤原賞,第53回東レ科学技術賞:香取秀俊氏 安田正美 681
2013年Yodh Prize:永野元彦氏 手嶋政廣 681
第3回IUPAP Young Scientist Prize in Statistical Physics:沙川貴大氏,竹内一将氏 田崎晴明 682
IUPAP C4 Commission Young Scientist Awards:石原安野氏 吉田 滋 682

■ラ・トッカータ
中国の宇宙基礎科学を垣間見る 松岡 勝 683

■歴史の小径
三村剛昂と広大理論物理学研究所 小長谷大介 685

■新著紹介 687
凝縮系物理における場の理論(上)第2版;野村 健太郎
凝縮系物理における場の理論(下)第2版;野村 健太郎
原子分子物理学ハンドブック;田沼 肇
戦後日本の科学運動;岡本 拓司
Plasma Astrophysics, Part I; Fundamentals and Practice 2nd edition;天野 孝伸
Plasma Astrophysics, Part II; Reconnection and Flares 2nd edition;天野 孝伸