第45回国際物理オリンピックIPhO2014カザフスタン大会にて、日本代表高校生全員メダル受賞
公開日:2014年7月25日
本年度はカザフスタン(アスタナ)にて7月13日(日曜日)~21日(月曜日)の間で開催されました。日本代表選手たちは、昨年の国内大会「
物理チャレンジ」(
日本物理学会等が共催)に応募した1,762名の中から選ばれた生徒であり、その後の約1年間にわたる研修を行って今回の成果に結びつきました。日本代表選手と成績は以下のとおりです。
・ 親川 晃一(おやかわ こういち)さん
大阪星光学院高等学校(大阪府)3年(18歳) 銀メダル
・ 杉浦 康仁(すぎうら やすひと)さん
開成高等学校(東京都)3年(17歳) 銀メダル
・ 濱田 一樹(はまだ かずき)さん
灘高等学校(兵庫県)2年(16歳) 銅メダル
・ 林 達也(はやし たつや)さん
岐阜県立岐阜北高等学校(岐阜県)3年(17歳) 銀メダル
・ 丸山 義輝(まるやま よしき)さん
宮崎県立宮崎西高等学校(宮崎県)3年(17歳) 銀メダル
(氏名の50音順にて掲載)
国際物理オリンピックは、1967 年にポーランドのワルシャワで第1
回大会が開催された物理の国際的なコンテストです。日本物理学会は日本物理教育学会とともに、物理オリンピック日本委員会の団体会員として、国内で行われる「物理チャレンジ」も含め、活動を支援しています。各国から高等教育機関就学前の若者が参加し、物理学に対する興味関心と能力を互いに高め合うとともに、
参加国における物理教育が国際的な交流を通じて一層発展することを目的としています。各国内で選抜された最大5
名の代表選手たちが、大学・高校教員からなる大会日本役員(リーダー、オブザーバ)とともに参加します。約10
日間という長い会期のあいだ、選手は理論問題と実験問題にそれぞれ5
時間をかけて挑戦するほか、開催国の文化に根ざした様々なイベントに参加することを通じて、他国からの参加者や主催者と国際的な交流を深めることができる
ように構成されています。近年の開催国/都市は、2006 年シンガポール、2007 年イラン/イスファハン、2008 年ベトナム/ハノイ、2009
年メキシコ/メリダ、2010 年クロアチア/ザグレブ、2011 年タイ/バンコク、2012 年エストニア/タリン、2013
年デンマーク/コペンハーゲンでした。また、2022 年には日本で開催されることになっています。
関連サイト
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