第50回国際物理オリンピック IPhO2019 イスラエル大会にて、日本代表高校生全員メダル受賞
公開日:2019年7月18日
本年度はイスラエルにて7月6日(土)~15日(月)の期間、開催されました。今回は78か国・地域から高校生ら360人が参加し、5名の日本代表選手は、以下のような成績をおさめました。日本代表選手は、昨年の国内大会「物理チャレンジ」(日本物理学会等が共催)に応募した1,699名の中から選ばれた生徒です。約1年間にわたる研修が今回の成果に結びつきました。
・千葉 遼太郎さん
筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年生 金メダル
・池田 紘輝さん
大阪府立天王寺高等学校(大阪府) 3年生 銀メダル
・笹木 宏人さん
筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年生 銀メダル
・末広 多聞さん
大阪星光学院高等学校(大阪府) 3年生 銀メダル
・山田 耀さん
筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年生 銀メダル
国際物理オリンピックは、1967年にポーランドのワルシャワで第1回大会が開催された物理の国際的なコンテストです。
日本物理学会は、応用物理学会、日本物理教育学会とともに、物理オリンピック日本委員会の団体会員として、国内で行われる「物理チャレンジ」も含め、活動を支援しています。
各国から高等教育機関就学前の若者が参加し、物理学に対する興味関心と能力を互いに高め合うとともに、 参加国における物理教育が国際的な交流を通じて一層発展することを目的としています。
日本からは、上記5名の代表選手が、大学・高校教員からなる大会日本役員(リーダー、オブザーバ)とともに参加しました。
長い会期のあいだ、選手は理論問題と実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦するほか、開催国の文化に根ざした様々なイベントに参加することを通じて、他国からの参加者や主催者と国際的な交流を深めることができる ように構成されています。
近年の開催国/都市は、2007年イラン/イスファハン、2008年ベトナム/ハノイ、2009年メキシコ/メリダ、2010年クロアチア/ザグレブ、2011年タイ/バンコク、2012年エストニア/タリン、2013年デンマーク/コペンハーゲン、2014年カザフスタン/アスタナ、2015年インド/ムンバイ、2016年スイス/リヒテンシュタイン、2017年インドネシア・ジョグジャカルタ、2018年ポルトガル・リスボン大会でした。また、2022年には日本で開催されることになっています。