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物理学史資料委員会よりお知らせ

公開日:2026年5月18日

 物理学史資料委員会では、物理学史関連の資料の保存について広く呼び掛けています。現在、物理遺産委員会ではモノや場所を含めた資料の顕彰についての準備も進められています。昨年の国際量子科学技術年では、本会も関連する多くの催しが実施されましたが、1925年の量子力学誕生の意義を理解するには資料の存在が不可欠でした。近年話題となった、「オッペンハイマー」、「コペンハーゲン」、「東京原子核クラブ」など、量子力学の誕生と展開を背景とする映画や演劇も、資料の保全と活用の努力がなければ成立しませんでした。
 国際量子科学技術年は終わりましたが、今年もまた、劇団俳優座で、かかわりの深い公演「ファーム・ホール」の上演が予定されているとのおしらせがありました。あわせてご厚意により、鑑賞チケットをご予約(https://p-ticket.jp/haiyuza)の際、「公演をお知りになったきっかけ」欄で「日本物理学会」を選択いただいた上で、来場時に日本物理学会誌5月号または6月号の目次ページ(スマートフォン等で該当ページを表示でも可)をご提示いただけましたらこのパンフレットをご提供いただけるとのご案内をいただいております。

 本公演は第二次世界大戦におけるドイツの敗北ののち、イギリス軍にとらわれたハイゼンベルク、ハーンらの科学者が語った内容が題材であり、Operation Epsilonと名付けられた計画に関する文書がその基礎をなしています。公演のパンフレットにはアフタートークの理研の櫻井博儀氏、物理学会理事の山本貴博氏の寄稿があるとのことです。物理学史研究の広がりを示す事例として関心をお持ちの会員もおられると思いますので、お知らせします。