2014年度 自然の不思議-物理教室
「自然の不思議-物理教室」は、様々な実験を通して楽しみながら物理現象を学ぶことができる、小学生高学年・中学生向けの体験型実験教室です。
毎回、専門の講師を招き、物理現象や実験を丁寧に解説いただきます。
国立科学博物館(東京・上野)の実験室にて、年に複数回開催しています。
2014年度の開催日程・講座名は次のとおりです。(各回定員20名)
第1回 6月7日(土) 第2回 7月5日(土) 第3回 7月19日(土) 第4回 7月26日(土) 第5回 8月16日(土) 第6回 8月30日(土) |
「静電気の性質を探ってみよう」 「探ろう"音色"のひみつ、創ろう新しい"音色" 」 「真空ポンプを作って大気の圧力を感じよう」 「飛行機が飛ぶしくみを考えよう」 「偏光で遊ぼう」 「光と色の世界を楽しもう」 |
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※イベントカレンダー上で、物理教室が開催される日程をクリックされますと、物理教室の詳細情報・お申込方法がご覧いただけます。
お問合せ先:国立科学博物館 学習企画・調整課 TEL:03-5814-9888
教室のようす |
講師:水野 勇先生 (神奈川学園中学校・高等学校)
色と光の関係や、反射や屈折などの光の性質を、さまざまな実験を通して確認しました。
水野先生の手作り光ファイバーを使って全反射の仕組みを参加者が間近で体感しています。
片方の光ファイバーの束を文字の上に置き、光ファーバーを通って、
もう一方の束の表面に文字が写し出されることを確認しました。
ナトリウムランプから発する光で、参加者の洋服の色が何色に変わるか体感しました。
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第5回 8月16日(土) 「偏光で遊ぼう」講師:下村 正樹先生 (産業技術総合研究所)
偏光の実験や、偏光板とセロファンテープを使った「偏光万華鏡」の工作をして、偏光の性質を実感しました。
光は波の性質をもっていますが、偏光は一方向にそろって振動している波と考えらえます。
手作りの模型を使っての説明を参加者が熱心に聞いていました。
偏光板を使っている身近な例が、液晶ディスプレイです。
液晶ディスプレイから出る光が偏光であることを偏光板を使って確認しました。
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第4回 7月26日(土) 「飛行機が飛ぶしくみを考えよう」講師:徳川 直子先生 (JAXA航空本部機体システム研究グループ)
身近な存在の飛行機がどうして飛べるのか翼を自由に作って実験をしました。
最初にJAXAは、なにをしているところ?の質問から鳥が飛べるのは?
熱気球が浮くのは?そして飛行機が飛べるのは?みんながいろんな答えを出してくれました。
厚紙で自由に翼を作った後に四駆の車体に載せて動作の実験をしました。
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第3回 7月19日(土) 「真空ポンプを作って大気の圧力を感じよう」講師:水上 慶文先生 (神奈川県立小田原高校)
圧力に関するいくつかの実験や真空ポンプの作製を通し、一見すると不思議なことも、科学的に説明できることがわかりました。
浮沈子(ふちんし)の実験。水上先生が持つボトル内の水中のピンクのタコが、
先生の合図とともに、だんだんと下に沈みました!
なぜ水中のピンクのタコが沈んだり浮いたりするのか?
参加者から様々な意見がでました。
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第2回 7月5日(土) 「探ろう"音色"のひみつ,創ろう新しい"音色"」講師:水谷 義弘先生 (東京工業大学)
音は振動でできていることを学んだ後、音を発生する電気回路を工作し、振動が変わると音も変わっていくことを体感しました。
三線(さんしん)、ピアノ、ギターの音を聞き、音色が違うことを確認しました。
特別な装置で楽器の音を分解し、音色の違いの秘密に迫りました。
振動の数(周波数)について、ゴムひもを付けた人形が
手元から離れて再び戻ってくる動きをみながら学びました。
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第1回 6月7日(土) 「静電気の性質を探ってみよう」講師:平野 弘之先生 (神奈川県立保土ケ谷高校)
冬にいたい思いをする静電気、平野先生から静電気について教えてもらった後、塩ビパイプや、はく検電器等をつかって静電気の性質を体感しました。
はく検電器に静電気を帯びた塩ビパイプを近づけてみると・・・。
湿度を100%に近づけた水槽内で静電気の発生を確認しました。