委員会について
日本物理学会では、物理の教育・研究・応用においても男女が互いにその人権を尊重し、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができるように、 2002年7月、本会に男女共同参画推進委員会を設立しました。1999年の男女共同参画社会基本法制定からすでに20年を経過していますが、科学における女性の参加、その中でも物理学における女性の参加は極めて低い状態にあります。 本委員会は学会内の活動に加え、女子中高生・大学生に向けたアウトリーチ活動への協力、男女共同参画学協会連絡会を通した政府・社会への働きかけ、男女共同参画をテーマとした国際会議に出席するなど国内外で活動を行っています。また、さらに幅広い問題に取り組むべく、2023年1月には委員会名をダイバーシティ推進委員会に改めました。
男女平等参画およびダイバーシティを推進するために以下の活動を行います
<ダイバーシティ推進についての議論と活動>
- 多様性を尊重しあいながら、各人の能力を十分に生かすことのできる社会の実現を目指しています。
- 国内外の学会ならびに関係諸機関との連携および協調を通じて、日本物理学会の公正、公平で包括的な活動に繋げていくことを目指します。
<女性研究者を含めた次世代人材の育成>
- 理系、特に物理分野の女性研究者が少ない要因を分析し、積極的に改善措置および提言に取り組みます。
- 孤立しがちな理系を目指す女子、女子学生サポートするために、小中高生、大学生への理科教育、専門教育の機会を提供します。
- 固定的な役割分担意識、ジェンダーバイアス等を排除するための啓発活動を行い、ダイバーシティ推進社会の形成に資するコミュニティの形成を目指します。
<実態調査と環境整備>
- 実態研究環境および生活の調査・分析を行い、 研究者が抱える問題を明らかにし、ワークライフバランスの視点も含めて検討します。
- 女性に特異的なライフイベントや、女性の家事介護負担などの社会の歪みをただし、真に均等な機会の保障を目指します。
- 物理学会や、他の学協会との取り組みを通じて、政府への提言等を行い、研究環境を整備する取り組みを行います。
お問い合わせ
本会におけるダイバーシティ推進活動についてのご意見、ご要望は
jps-office[*-a-t-*]jps.or.jp
へお寄せください.
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