JPSJ

Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)は、日本物理学会が刊行する月刊誌で、創刊以来、レベルの高い論文を出版してきました。各号は、Full Papers, Letters等のオリジナル論文から構成され、随時、Invited Review Papers, Special Topicsを掲載しています。最新の論文は、オンライン公開後、約1か月間無料でご覧いただけます。[> JPSJホームページ]

注目論文 (Papers of Editors' Choice)

  • 毎月の編集委員会では、注目論文(Papers of Editors' Choice)を選んでいます。その日本語による紹介文を日本物理学会誌とJPSJ注目論文に掲載しています。注目論文はオンライン公開後1年間無料で閲覧できます。関連した話題についての解説がJPSJホームページの「News and Comments」覧に掲載される場合もあります。

JPSJニュースレター

  • 年次・秋(春)季大会の開催にあわせてニュースレター(日本語)を発行しています。
    JPSJニュースレター最新号(No. 36) をウェブ公開しました。

    また、これまでに発行したニュースレターはこちらからご覧いただけます。

最新のJPSJ注目論文

ホルモン・ペプチドを分泌する細胞にできる神経内分泌腫瘍(NEN)の治療用に、最近放射性同位体(RI)のルテチウム-177(177Lu)で標識された放射性医薬品「ルタテラ」が承認された。「ルタテラ」は腫瘍部細胞に発現する物質に取込まれるため177Luから放出される放射線は腫瘍内部から局所的に照射される。この原理に基づく療法はぺプチド受容体放射性核種療法と称され、177Lu等を用いた関連研究・治験試験が急増している。177Luは、現在原子炉(海外)のみで製造されている。加速器でも製造できるが、177Luの品質(核種純度)が未知のため未使用である。本研究では、高品質177Luの製造に不可欠な176Yb試料の濃縮度を決定する方法を初めて明らかにし、医療用177Luの加速器製造に見通しを得た。この成果は、国内外の177Luを用いた創薬・治験試験研究の展開に大きく資すると期待される。


詳しい説明はこちらから。

原論文は以下からご覧いただけます。
Estimated Isotopic Compositions of Yb in Enriched 176Yb for Producing 177Lu with High Radionuclide Purity by 176Yb(d,x)177Lu
Yasuki Nagai, Masako Kawabata, Shintaro Hashimoto, Kazuaki Tsukada, Kazuyuki Hashimoto, Shoji Motoishi, Hideya Saeki, Arata Motomura, Futoshi Minato, and Masatoshi Itoh
J. Phys. Soc. Jpn. 91, 044201 (2022)

プラチナビスマス化合物PtBi2は、様々な結晶構造を示す。この構造不安定性を利用した物質開発・物性開拓が行われ、化学置換による極性非極性構造相転移とそれに伴う超伝導転移温度の上昇が発見された。超伝導転移温度は、系が相境界に近づくにつれて上昇した。これらは、超伝導体開発、および、超伝導転移温度上昇に取り組むための新たな指針につながる成果である。

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原論文は以下からご覧いただけます。
Enhanced Superconductivity in Close Proximity to Polar-Nonpolar Structural Phase Transition in Se/Te-Substituted PtBi2
Kensuke Takaki, Mayu Yamamoto, Masamichi Nakajima, Tetsuya Takeuchi, Hoang Yen Nguyen, Minoru Nohara, Yasuhiro Kishioji, Takahiro Fujii, Kentaro Yoshino, Shigeki Miyasaka, and Kazutaka Kudo
J. Phys. Soc. Jpn. 91, 034703 (2022)

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