JPSJ

Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)は、日本物理学会が刊行する月刊誌で、創刊以来、レベルの高い論文を出版してきました。各号は、Full Papers, Letters等のオリジナル論文から構成され、随時、Invited Review Papers, Special Topicsを掲載しています。最新の論文は、オンライン公開後、約1か月間無料でご覧いただけます。[> JPSJホームページ]

注目論文 (Papers of Editors' Choice)

  • 毎月の編集委員会では、注目論文(Papers of Editors' Choice)を選んでいます。その日本語による紹介文を日本物理学会誌とJPSJ注目論文に掲載しています。注目論文はオンライン公開後1年間無料で閲覧できます。関連した話題についての解説がJPSJホームページの「News and Comments」覧に掲載される場合もあります。

最新のJPSJ注目論文

回帰モデルにおける記述子の選択理由

物性特徴量の回帰予測モデルにおいて記述子選択は予測性能を決める重要な問題である。本論文では記述子間距離を利用した階層的クラスタリングでデータから同種・異種グループを定義し、樹形図による表示で同種グループ内の記述子の重要性を示す手法を開発した。これにより最良回帰予測モデルの記述子選択理由を解釈することが可能になった。また、最良記述子組み合わせだけでなく次善記述子組み合わせも系統的に行えるようになった。

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原論文は以下からご覧いただけます
Important Descriptors and Descriptor Groups of Curie Temperatures of Rare-earth Transition-metal Binary Alloys
Hieu Chi Dam, Viet Cuong Nguyen, Tien Lam Pham, Anh Tuan Nguyen, Kiyoyuki Terakura, Takashi Miyake, Hiori Kino, J. Phys. Soc. Jpn. 87, 113801 (2018).


空間反転対称性の破れた物質で観測された「軌道交差」

空間反転対称性の破れた金属では反対称スピン軌道相互作用によってスピンによる縮退が解けてフェルミ面は分裂するが、別の対称性のために特定の方向で縮退が残る場合がある。本論文では、Yb4Sb3のキャリアがこの縮退点で、スピン分裂した片方のフェルミ面からもう片方のフェルミ面に移る「軌道交差」を起こす現象を見出した。さらに、この交差が起きる確率から、縮退点でのスピン反転の有無を明らかにできることを示した。

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原論文は以下からご覧いただけます
Orbital Crossing on Split Fermi Surfaces in Noncentrosymmetric Yb4Sb3
Noriaki Kimura, Hiroki Sano, Makoto Shirakawa, Akira Ochiai, Hiroki Funashima, and Hisatomo Harima: J. Phys. Soc. Jpn. 87, 114708 (2018).

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