2027年は、当会の前身である東京数学会社(のちの東京数学物理学会)の設立から数えて150周年です。また、その年はニュートン没後300年の記念でもあります。さらに、2026年は、戦後に日本数学会と分離して日本物理学会として再出発してから80周年です。これらを記念して、学会誌および「大学の物理教育」誌では、150年間にわたる学会の歴史と物理教育の歴史をシリーズ記事として連載しています。下記にその記事を紹介します。本文をご覧になりたい方は、下記のJ-Stage にアクセスしてください（直近１年間の記事には購読者番号とパスワードが必要ですが、それ以前の記事はフリーでご覧いただけます。）

日本物理学会誌：https://www.jstage.jst.go.jp/browse/butsuri/list/-char/ja/

大学の物理教育：https://www.jstage.jst.go.jp/browse/peu/list/-char/ja

会誌等での歴史関連記事の掲載

日本物理学会誌　『学会の歩み 150 年 Part 1 通史記事』

大学の物理教育『連載　日本の物理教育150年』

日本物理学会誌

『学会の歩み 150 年 Part 1 通史記事』

物理学史資料委員会　学会 150 年史連載編集グループ

• 「日本物理学会の歴史との対話：連載のはじめに」　　　　79巻, 9号, p. 514 (2024)
• 「東京数学会社の創立とその発展：1877‒1884」　　　　　79巻, 10号, p. 569 (2024)
• 「東京数学物理学会への改称とその後の発展：1884‒1895」 79巻, 11号, p. 623 (2024)
• 「活動の安定・国際化と雑誌の混乱：1895‒1905」　 79巻, 12号, p. 682 (2024)
• 「年会の 4 月開催，『記事』の整理，通俗講談会：1905‒1913」　 80巻, 1号, p. 31 (2025)
• 「東京数学物理学会から日本数学物理学会へ：1913‒1920」　　80巻, 2号, p. 79 (2025)
• 「学会の全国化と『数物会誌』創刊：1920-1928」　　80巻, 3号, p.137 (2025)

大学の物理教育

『連載　日本の物理教育150年』

• 物理学史資料委員会 , 大学の物理教育編集委員会 「連載「日本の物理教育150年」にあたって」 28巻, 1号, p. 19 (2022)
• 並木 雅俊 「東京数学物理学会に至る変遷」 28巻, 1号, pp. 20-24 (2022)
• 永平 幸雄 「教育実験機器の開発改良を誰が担ってきたか ―旧制三高四高の物理演示実験機器から」 28巻, 2号, pp. 101-105 (2022)
• 岡崎 彰 「戦後の初等中等教育の理科授業時数の推移」 28巻, 3号, pp. 129-133 (2022)
• 高橋 浩 「明治・大正期における東京高等師範学校の物理教師」 29巻, 1号, pp. 5-9 (2023)
• 興治 文子, 小林 昭三 「明治期の児童の筆記に記された初等物理教育の実態」 29巻, 1号, pp. 10-14 (2023)
• 大野 栄三 「旧制中学校用物理教科書から考える日本の物理教育150年」 29巻, 2号, pp. 69-74 (2023)
• 中山 正敏 「初年次基礎教育：旧制高校と新制大学」 29巻, 3号, pp. 112-116 (2023)
• 中根 美知代 「物理学史分科の成立と物理学史の正規教育」 29巻, 3号, pp. 117-121 (2023)
• 岡本 拓司 「山川健次郎が日本で受けた教育」 30巻, 1号, pp. 14-19 (2024)
• 奥沢 誠 「女子師範学校創設期の物理実験機器」 30巻, 1号, pp. 20-24 (2024)
• 小長谷 大介「若き湯川秀樹が学んだ物理入門書」30巻 2号, pp.71-75 (2024)
• 所澤 潤 「明治初期から昭和戦中期に至る小学校物理教育」 30巻, 3号, pp. 139-144 (2024)
• 永平 幸雄 「旧制中学における物理講義実験」 30巻, 3号, pp. 145-147 (2024)