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日本物理学会 2025-2027年記念事業|「物理の日」制定

「物理の日」の制定

令和7年(2025年)3月 一般社団法人 日本物理学会

一般社団法人日本物理学会は、一般市民や青少年に向けて物理学を広く普及させ啓発活動をより活発化する目的で、11月3日を「物理の日」として制定しました。この日を含む1週間を物理週間、また11月を物理月間として、学会本部だけでなく各支部や各領域、各委員会などが主体となってさまざまなアウトリーチ活動を活発に行います。

1949年11月3日に、湯川秀樹氏へのノーベル賞の授賞が決定・発表されました。これは日本人として初めての受賞でした。また、日本で発見されて周期表に掲載されている元素「ニホニウム」の原子番号が113です。このように、11月3日は、日本の物理学に関して記念すべき日であることから物理の日と定めました。物理学の発展、普及・啓発のよりどころとして長く親しまれるよう祈念します。

物理の日公募、制定の経緯

2025 年は国際連合・ユネスコが定めた国際量子科学技術年(ハイゼンベルグらの行列力学の論文から 100 年目を記念),2026 年は本会創立80 周年,2027 年は東京数学会社(のちの日本数学物理学会)の設立から数えて創立150 周年と,記念すべき年が続きます。その記念事業のために、記念事業臨時委員会が新たに設立され、さまざまな記念事業を計画しています。その一環として、「物理の日」を制定し、上記の記念年が終了した後も末永く物理学の啓発活動のよりどころとして残したいという願いが込められています。

physicsday_touroku.jpg本会の第80期理事会は、記念事業臨時委員会からの提案により、「物理の日」を制定することを2024年9月の理事会で決議しました。その目的は、「物理の日」制定を機に、中学生・高校生・大学生や一般市民の皆様に対して、物理学と社会とのかかわりに関する啓発活動をさらに活発化させるためです。

2025年10月~12月、会員・会友の皆様より候補日の募集を行いました。2025年12月には、202件の応募内容をもとに理事会で選定した13の候補日について、皆様に投票をお願いしました。2026年2月に締切後、投票結果をもとに理事会で審議し、承認の上、「11月3日」を「物理の日」として制定いたしました。

2025年3月14日、「物理の日」が日本記念日協会に登録されました。

「物理の日」に関する活動は、日本物理学会HP及び本会公式SNS等で最新情報を掲載する予定です。

「物理の日」制定に向けた会員・会友の皆様からの提案の募集候補日募集